本日はそこそこな草刈りの仕事をやってきました!
広さで言うと2500坪ほどの土地になります。
まだ畑などで使用しているか、賃貸している土地なら良いですが、空き地等んのなっていると
気苦労も増えます。
概して空き家の管理は面倒なものです。普段は誰も住んでおらず、使っていない空き家。その管理の為に定期的に遠くから足を運び、不具合がないかチェックするのは大変です。
中でも暖かい季節になると頭を悩ませてくれるのが「草刈り」です。多くの空き家には庭が付いており、その庭には初夏から夏にかけて猛烈に雑草が生い茂ります。自分の所有する空き家なんだから雑草なんて放っておけばいいだろう、と甘く考えてはいけません。
草は放っておくとご近所迷惑になるのです。今回はそんな空き家の「草刈り問題」についてです。
空き家の庭に雑草が生えても、草むしりが面倒臭いからと言って放置すると大変な事になります。庭の見た目が荒れ果てたものになったり、草が空き家の壁を伝ってしまい、空き家がみすぼらしく見えるというような状況になるのでしたらまだマシです。
ですが、空き家の草を放置する事は近隣住民の方に大きなご迷惑をかける事になるのです。
例えば、ぼうぼうに伸びきった草は蚊を初めとする害虫の発生源となります。庭の草むらから蚊が発生すればそこから周りにどんどん拡散してしまいますね。実際に放置されている空き家の周辺は虫が多い事が多いです。空き家の近所の家の網戸には沢山の羽虫が付いている、という事は決して珍しい事ではありません。
草むらに発生するのは虫だけではありません。小動物、特にネズミなどにとっても絶好の隠れ家となります。ネズミは柱や電線をかじるだけでなく、病原菌も媒介する生き物です。近所のお宅に相当なご迷惑をおかけするのは想像に難く無いところです。
また、草が枯れて乾燥する冬の季節にはタバコのポイ捨てなどが原因で火災につながる可能性もあります。(この場合はポイ捨てをするような輩に一番の責任があるのですが、空き家の草刈りをしてさえいれば火災は防げるという場合は多いでしょう。)火災になれば当然周りの家に迷惑がかかりますし、自分が所有する空き家も燃えてしまいます。損失はかなりのものです。
草が生い茂ると不当投棄をされる可能性も出てきます。背の高い草が生い茂り、一目見ただけでは気がつかないような場所にはゴミが良く捨ててありますよね。(河原なんかを想像して頂ければわかると思います。)不法投棄の責任は犯人にあると言っても、犯人が分からなければ結局空き家の所有者が最終的には処分する事になってしまいます。
空き家の草刈りが面倒な場合はどうすればいいか?
空き家の草刈りはたとえ面倒であってもするべきなのです。
草刈りを定期的に行うくらいの管理が出来ている空き家というのは、定期的に人が来ているという事になりますから、必然的に草以外でもたとえば樹木などが道に飛び出す事になりませんし、害獣がいれば駆除できます。草むらから発生する虫やネズミが少なくなれば空き家の汚れを抑える事にもつながるのです。
だからと言って、定期的に来て草刈りをするのは体力的にも時間的にも厳しいという方は多いはず。対策としては次のようなものが挙げられます。
除草剤を使う。
除草剤はホームセンターなどでお手頃な価格で販売しています。体力的に腰を曲げて草を刈るのが厳しいという人でも、除草剤をまくだけならば出来る場合も多いでしょう。
除草剤を撒いた数日後には草は枯れ始めてくれます。枯れた草がその場に残ってしまうというデメリットはありますが、気になるのであればそれを除去するのは草刈りよりは楽ですし、仮に枯れた草を放置したとしても生い茂った雑草よりは害は少ないです。
誰かに依頼する。
そもそも空き家が現在住んでいる場所から離れていて、物理的に行くのが難しいという方は空き家の草むしりを誰かに依頼するしかありません。
庭師に依頼しても良いですし、誰か知人にお願いしてもよいでしょう。庭師に依頼するのであればちょっと高いですが料金が発生します。知人の場合も結局は謝礼などを渡さないと人間関係に響く場合もありますから注意しておきたいところですね。
最も根本的な事を言ってしまうと、空き家を空き家のままにして草むしりで悩むよりも、誰かに貸すなり売るなりして活用すれば草むしりもしなくて良くなります。その様に空き家を活用する事で収入を得る事もできますし、草むしり以外の様々な手間も省けるのです。
ご家庭によって色々な事情があるとは思いますが、空き家の草むしりで悩むのであれば、いっその事空き家を何らかの形で活用してみるのも良いかもしれませんね。もちろん、思い出の空き家に定期的に通って草むしりをするというのも良いと思いますが、せっかく空き家という資産をお持ちなのであれば色々な選択肢があるという事には気がついて欲しいと思います。